自動車保険のロードサービスとは~JAFとの違いはどんなこと?

自動車保険のロードサービスとは~JAFとの違いはどんなこと?

自動車保険の便利なサービスに「ロードサービス」があります。
ロードサービスというのは、自動車の任意保険に加入すると自動的に付帯される、故障やトラブル時の解決サポートサービスのことです。

ユウ
ロードサービス会社ではJAFが有名ですが、JAFに入っていない方が車のトラブルに遭遇した時には、まずは自動車保険のロードサービスが利用できないかを確認してみましょう!

 

ロードサービスといえば「JAF(日本自動車連盟)」しか無かった時代には、事故や故障で立ち往生すれば出張修理やレッカー料金など、必然的にお金がかかるのが当たり前でした。

もちろん、JAF会員ならレッカーサービスや一定範囲までの救援作業は無料ですが、年会費などの維持費がかかることがネックでした。(入会金:2,000円、年会費:4,000円)

ところが今では、故障や事故で車が立ち往生しても、自動車保険に付いているロードサービスで、多くのトラブルが解消されるようになっています。

ヨーコさん
ロードサービスってどんなことをしてくれるのかしら?
ユウ
ロードサービスのおもな内容について説明します!

車の故障やトラブル対応

車に関する様々なトラブルをサポートしてくれるサービスで、主に以下のような内容に関してサポートを行ってくれます。

・バッテリー上がり
・タイヤのパンク(スペアタイヤ交換)
・キーの閉じ込み
・ガス欠時のガソリン補給
・各種バルブ取り換え
・冷却水補充
・オイル漏れ点検・補充
・落輪時の引き上げ作業(1輪のみ)
・サイドブレーキの固着解除
など・・・

JAFの情報によると、出動回数の多いトラブルの順に、「バッテリー上がり(約30%)」「タイヤのパンク(約20%)」「キーの閉じ込み(約10%)」の3つで、これで半数以上を占めます。
(JAF:「データで見るロードサービス」)
ユウ
自動車保険のロードサービスの場合、対応の範囲は保険会社によって異なりますが、バッテリー上がり~オイル漏れ補充までは、ほぼすべての会社で対応可能です。

ただ、保険会社によっては、30分以内の作業までは無料など、無料となる範囲にある程度制限がある会社も多いです !

レッカーサービス

レッカーサービスでは保険会社により大きな差があります。
おおむね、指定修理工場までは無料となっていることが多く、任意の修理工場の場合は、保険会社によって運搬の最大距離は15km~100kmと幅が広いほか、10万円~15万円など料金で上限が決められている保険会社もあります。

ちなみにJAFの無料レッカーサービスの距離は、15kmまでとなっています。
また、保険会社が事前に承認した工場であれば、距離の制限が無くなる保険会社もあります。

ソニー損保の調査によると「レッカーサービスの利用は、約96%の契約者が50km以内」という実績があるようです
ただ、保険会社によっては、30分以内の作業までは無料など、無料となる範囲にある程度制限がある会社も多いです

 

ユウ
事故や故障になった場合、自分の指定する工場に運びたい気持ちも確かにわかりますが、遠く自宅から離れた旅先やサービス工場が数多い都市部において、長距離を搬送することは、あまり現実的ではありません。

また、修理工場が近距離では見当たらない場合には、保険会社が指定する工場なら多くの場合、無料で距離を問わず運んでくれます。

そのため、長距離運転をする機会が多い人や、いきつけの修理工場がある人の場合は、このレッカーサービスの条件をしっかり確認しておくことをおすすめします。

帰宅できなかった時の臨時費用サービス

車の故障や自動車事故で車が動かせずレッカーサービスを利用したとき、現場の近くで臨時宿泊する費用や帰宅する交通費、レンタカー利用のサービスなどを補償してくれるのが、臨時費用サービスです。

車が自力走行が不能になった場所が、幸いにも公共の交通機関もあり自宅も近ければ問題ないのですが、旅行先や出先などの場合は、とりあえず移動したり、宿泊したりの費用がかかります。その帰宅費用や宿泊のための費用などを補償してくれます。

臨時費用サービスの宿泊費用、交通費、修理後の運搬費、引取費用などは、付いているほうが安心です。少なくとも車が立ち往生し修理工場に運ばれれば、そこから移動するためのレンタカー費用や交通費、宿泊費など間違いなくかかるからです。

ユウ
こちらも保険会社によって、補償の範囲は大きく異なり、事故の場合のみ補償してくれる会社、交通費は公共交通機関なら無制限な会社(タクシーの場合上限あり)、交通費をレンタカー費用に変更できる会社など、様々です。

また、目的地や自宅まで移動が困難な状況の場合、宿泊費まで補償してくれる会社がある一方、宿泊費の補助がない会社もあります。

 

なお、家族全員分を補償してくれる会社がほとんどですが、中にはペットの宿泊費なども補償してくれる会社もありますので、ペットを連れてドライブに出かけることが多い人は、そういった要素も考慮したいところです。

臨時費用サービスについては、特約でサービス提供している損保も多く、対応は会社により様々なので、加入前にサービスの有無を必ず確認しましょう。

ロードサービス利用で保険料は上がるの?

車両保険などから保険金を受け取ると、自動車保険の次年度の等級が下がり、保険料も上がることが多いですが、ロードサービスを使用した場合はどうなるのでしょうか?

事故が原因で、レッカーをしてもらったような場合、対人・対物賠償、車両保険などを使用した場合は、ロードサービスの利用の有無を問わず当然翌年の等級は下がり、保険料は上がります。

ユウ
ですが、バッテリーが上がってジャンピングをしてもらうなどでロードサービスを利用した場合など、故障・トラブル対応のみを行ってもらった場合は、等級は下がらず、保険料はあがりません!
ですが、保険会社によってはロードサービスは1回のみ、と限定している場合がありますので、ご注意ください。

JAFとの違いは?

JAFのメリット
・会員であれば契約車以外に乗っていても(同乗しているだけでも)補償されること
利用回数が無制限であること

自動車保険のロードサービスのメリット
・料金が安いこと
・宿泊費などの補助があること
・レッカーの無料距離が長いこと

ユウ
他人の車やレンタカーを借りる機会が多い人や、自分以外は契約車を運転しない人、車が古く故障しやすい人などは、JAFに加入するメリットは大きいと考えられます

また、JAFにしか対応できないこともあります。
(ロードサービスでは対応してくれない内容もあります)

・JAFでは応急処置時の部品代が無料(4千円限度)
・雪道、ぬかるみ、砂浜等でスタック時の救援
・パンク修理とスノーチェーンの着脱

自動車保険のロードサービスのほとんどが脱輪には対応していますが、その多くは車輪1輪までとなっており、車輪2輪の脱輪やタイヤが空転してしまうような悪路のスタックでは、ロードサービスでは対応してくれません。

また、スノーチェーンの着脱では、場所や状況による危険も伴うためロードサービスでは対応できない場合が多いです。

ユウ
実際、冬季の降雪を予想してチェーンの準備はしていながら、いざ雪が降る中でチェーンの装着ができず夏タイヤで走行を続けてスタックしたり、事故を起こしてしまう人は少なくありません。

雪道を走行する可能性がある場合は、事前に準備にチェーンを装着できるようになっておく、もしくはJAF入会を検討する、などの準備が必要かもしれませんね。